東京のこだま K1101〜1145

K1101 ドキュメント・トーク“母”
1980年 カラー
母と子。それは人間にとって永遠のテーマである。母の日にちなみ、日本の各界で活躍している、世代を異にする人々にそれぞれの「母」について聞き、いま母であり、子であることの重荷と喜びとを考え直す。

K1102 証言・小児ストレスかいよう激増
1980年 カラー
子ども、特に都会の子どもたちの胃痛や胃かいようが激増している。原因については不安やイライラによるストレスがあり、ここ数年は特に子どものストレスかいようが多くなっているといわれる。子どもたちをここまで追いこんだものは何かを追求する。

K1103 津軽―東京修学旅行記
1980年 カラー
5月は修学旅行の季節。全国各地から中学・高校生が東京を訪れる。限られた滞在期間の中で、彼らはこの大都市東京で何を見、何を得たか。青森県弘前市の中学3年生総勢38名の東京での修学旅行に同行し、彼らの見た東京観を伝える。

K1104 東京から道が消えた
1980年 カラー
かつて道は文化の流れる川といわれ、又、その地域の連帯の場でもあった。本来の道は、その地域の発展につながっていた。しかし、現代の車だけが通る道は、こうした地域発展にどのような影響を与えているかを考える。

#1105
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K1108 東京の季節とくらしの古典
1980年 カラー
今の東京で、人の集まる広場や歩行者天国、住んでいる家の近くで互いに心と心をふれ合うことがあるだろうか。東京でくらす人々の季節とくらしの古典として、下町の祭りに焦点をあて、その中から人間共存の知恵、連帯感を探る。

K1109 宣告嫌勉権!勉強しません夏休み
1980年 カラー
夏休みは遅れた学習をとりもどす時期なのか、自由な計画を実行すべき時なのか、子どもたち、現場の教師、教育評論家などに意見をきく。夏休みは親子でその過ごし方について徹底的に対話をする機会でもある。

K1110 都知事が語る“若者たちよ”
1980年 カラー
知事が第一回青少年洋上セミナーにかける期待を、参加する若者たちが抱負をのべる。全国から集まった年令や希望の異った400名の若者が、船上で共同生活をしながら北京を訪れ、中国の人々と交流する予定である。彼らは何を得るのか。

#1111
#1112

K1113 訪問ドキュメント・野遊び・わらべうた
1980年 カラー
子供たちの世界からほとんど失われた「わらべ歌」「遊び歌」は老人たちのおぼろげな記憶の中でのみ息づいている。各地の古老を訪ね、聞き書きをとる方法で、その原型を復元する作業にたった一人で取り組んでいる女性を紹介する。

K1114 わらべうたドキュメント・世界の下町と遊び唄
1980年 カラー
8ミリ映写機と録音機を持ち世界を回って、子供の遊び歌や大道芸人や市場の物売りの音などを取材している女性を紹介し、世界の下町と人間と音とのかかわりを日常生活のレベルで考える。

K1115 大地震と親しむ法
1980年 カラー
避難地を作り非常食を用意すれば地震対策は十分か。地震を恐れるだけでなく、関東大震災の体験から町の自衛組織も必要である。伊豆群発地震を予知した高校の地震研究部も紹介する。

K1116 探訪ルポ 荷風の夢、夢の東京
1980年 カラー
明治、大正、昭和の三代を生きた作家、永井荷風。彼の愛した東京の下町、浅草、玉の井隅田川周辺の今と昔を、代表作「墨東綺譚」の一節と共に紹介する。

K1117 老兵増えつづき…若者たちは今
1980年 カラー
日本人の平均寿命は大幅にのび、高齢化社会が急激に進みつつある。スナックに集まった若者たちに、老人問題に対する考えを聞く。

K1118 東京の歌ってあるのかな?
1980年 カラー レポーター:伊藤愛子
戦後まもなくは、東京ブギなど東京を題材にした歌がたくさんあった。地方には民謡があるが、地方の人が集まって来る東京には東京の歌がない。理由をさぐる。

K1119 古町菊坂の人情は今も
1980年 カラー
文京区本郷菊坂の界隈は、江戸以来の“町”(生活共同体)の面影を残している。共通の庭・広場である横丁、たまり場である井戸端や銭湯、町内の「寄り合い」、氏神である桜木神社の祭礼等を紹介する。

K1120 学校開放ってなあに?
1980年 カラー
最近、学校の施設を一般市民に開放して、学校と地域を結びつけようという動きが目立っている。東京と神戸の学校開放の模様をみながら、学校開放の今後の方向性をさぐる。

#1121

K1122 アジアの希望!?“東京”
1980年 カラー
東京に滞在している外国人留学生の約8割がアジアから来ている。彼らアジア人留学生は、東京に何を期待し、ここから何を学びとろうとしているのか。彼らと東京人との具体的かかわりにもふれ、在日留学生の意識と行動を追う。

K1123 手話の歌が…落語が…聞こえる!
1980年 カラー
手話で四季の歌を歌う人々。途中からの聴覚障害者にとって、手話はむずかしいといわれるが、自分たちの世界を広げようと手話を学び始めた人々の姿を落語家による手話落語とともに紹介する。

#1124

K1125 探訪・車のない街(海外取材シリーズ・1)
1980年 カラー
海の都ベネチアは、車のない街、乗りものは船である。人々は水路に生活の場を築いてきた。今もって中世につくられたそのままの都市で、彼等なりの現代生活を営んでいる人々の姿を紹介する。

K1126 遺跡・ローマもニュータウン造り(海外取材シリーズ・2)
1980年 カラー
ローマの南約2kmのところにあるエウル市に、膨張を続けるローマ市の都市機能を分散させる一つの拠点として、主な官庁やオフィスが移転した。しかし、その後の発展は見られないという。都市づくりの難しさを探る。

K1127 ガレキの中からの出発(海外取材シリーズ・3)
1980年 カラー
ユーゴスラビアスコピエは1963年の大地震で大きな被害を受けた。世界の建築学者の頭脳を集め理想の都市づくりをめざす、今日のスコピエ市の姿を紹介する。

#1128

K1129 島の童子とおとしより 伊豆大島の場合
1980年 カラー
核家族化の進行により、老人は家族構成上の必須要員ではなくなってきている感がある。老人ホームも地域から切り離された存在のように思われがちだが、誰にでも開かれた施設として、老人と子どもとの交流をすすめている老人ホームを紹介する。

K1130 誰かがやらなくちゃ 我が町づくり「八王子市浅川20人衆」
1980年 カラー
織物の町八王子にも都市化の波が押し寄せ、大学が移転してきて、大型団地も造成されている。今でも山村のたたずまいを残す浅川地区で、川の浄化や植樹など環境保護に努力しているグループを紹介する。

K1131 ボク生きる力がほしい …障害者年てなに?
1980年 カラー
我が子がダウン症児であったことからボランティア活動に入った人、障害児と健常児との遊びの交流をめざすグループ、在宅障害者を訪問するグループを紹介しながら、障害者問題は特定の個人に関わる問題でなく、社会全体が責任をもって対処すべき問題であることを考える。

#1132

K1133 なぜ亀はうさぎを起こさなかったの? 障害者年のテーマを考える
1981年1月5日放送 カラー
障害者の自立にとって就業は大きな問題である。せっかく学校を出ても、就職先はほとんどなく、大半が在宅者になってしまうのが現状である。そんな中で、ハンディを克服しながらがんばっている人々を紹介する。

K1134 あなたは「共に生きられるか」 重度身障者を介護する
1981年1月12日放送 カラー
余暇を善用しようという奉仕的なボランティアから、障害者と共に生きようとするボランティアヘとボランティア活動も変わってきている。障害者の求めるものは何か、健常者からの参加とは何かを考える。

K1135 悩まず外に出てみよう 街は我等の天国
1981年1月19日放送 カラー
身体障害者が町に出るには、公共の交通機関の障害が多すぎる。この問題が解決されない限り、障害者の社会への完全参加も平等もあり得ない。レポーターの車イス体験記を中心に考える。

K1136 ジョージと呼ばれて5年 …今、吉祥寺は!?
1981年1月26日放送 カラー
一昔前までは静かな住宅地だった武蔵野市吉祥寺地区も、北口のショッピングビル完成を機に、ニューファッションの街、若者の街へと変わっていった。吉祥寺の余り知られていない顔を紹介する。

K1137 あしたの空は青い空 ろくしん先生がんばる
1981年2月2日放送 カラー 出演:高瀬春奈
昭和55年度東京都教育映画コンクールで、最優秀賞を受賞した「あしたの空は青い空」を紹介しながら、原作者・井村千恵子さんを囲んで、原作「がんばれろくしん先生」の朗読、作者の生れ育った浅草の今昔をおりまぜている。

K1138 もっと冒険しよう
1981年2月9日放送 カラー
既成の遊び場は、規制も多い上、子供達は遊び方を知らない。遊べる広場を作ろうと、若いお母さん方のコミュニティ作りがはじまり、“世田谷羽根木プレーパーク”が誕生した。今日のプレーパークを紹介しながら、きっかけ、今後の課題等について話をきく。

K1139 我が子の半年後 豊岡からの報告
1981年2月16日放送 カラー
35万人以上といわれる知恵遅れの人達は、養護学校などを終えて社会に出るが、重度の精薄者は働くことが出来ず家庭に帰らざるをえない。子供の将来を考えた親達が、重度の精薄者の面倒を一生見る施設を作り、運営しているところがある。光生園―開園して半年、その状況にカメラを向ける

#1140 “おんな”考 掃除炊事育児の狭間で…
1981年2月23日放送

K1141 たった一人だけの福生リサイクルの会
1981年3月2日放送 カラー
“リサイクル”―くらしのまわりに登場してから7〜8年。限られた資源はこのようなやり方でいかせますという、いくつかの試みをリサイクル運動家の中倉さん(主婦)を通して紹介する。

#1142 必見!もうすぐ1年生
1981年3月9日放送

K1143 ベビーホテルへどうぞ いま、保育は
1981年3月16日放送 カラー
働く母親の要求が多様化した昭和50年代から、ベビーホテルが増加。事故の多さを知りながらも母親はどういう意識をもって預けているのか。ひとつのベビーホテルに焦点をあてて紹介。

K1144 春風ぶらり中野紀行
1981年3月23日放送 カラー 出演:常田富士男
早春の一日、変貌した中野の街を歩いてみる。20年前はしじみがとれたという中野一番の川、妙正寺川。地下に姿を消した桃園川。又、その土地に住む人達に「中野論」についてルポする。

K1145 君はなぜ学ぶ? 夜間学級からの報告【最終回】
1981年3月30日放送 カラー
国民の教育保障をフォローしてきた夜間学級…。荒川九中に焦点をあてながら、そこでおしえる教師と卒業生にインタビューし、「学ぶ」ということを考えてみる。