東京のこだま K1001〜1100

K1001 見た!西独式教育法
1978年 カラー
西独では、10歳で上へ進むコースが三つある。「義務教育」「中等職業訓練学校」「大学進学」の各コースだ。10歳でどれかを選ばなくてはならないシステムになっている。ハンブルク市にその実態を追う。企画:教育庁振興課

K1002 町田養護学校(ある教育現場から4)
1978年 カラー
都立町田養護学校をとりあげ、肢体不自由と知恵遅れの子どもたちの教育に裸になってとりくんでいる先生たちの姿を追う。

K1003 その服装何を主張?(いま若者は ! 3)
1978年 モノクロ
評論家の佐藤忠男氏ほかに話をうかがいながら、多様化しているようにみえるファッションの中から、若者の考え方をさぐる。

K1004 キャンパスの仕掛人大集合!(いま若者は 4)
1978年 モノクロ
学園祭、パーティ、ツアーなどの企画を主体とした各大学のクラブ・サークルが集まって「全国学生企画事業連盟」を結成。この「学企連」のメンバーに話し合ってもらい、若者の行動力・価値観をさぐる。

K1005 夢を通信!筋萎縮症(いま若者は5)
1978年 モノクロ
筋ジストロフィーの子供たちが、ハムの資格が欲しいと44時間の講習を受けた。この閉ざされた子供たちの生きがいは、何なのか。私たちは、どう対処すべきなのかを考える。

#1006

K1007 ヤニだらけの青春!(いま若者は6)
1978年 モノクロ 出演:羽仁進、都内高校の先生方
「禁煙宣言」をした高校生の生徒会がある。高校生の喫煙の実態をさぐる。

K1008 なぜ臨海学校?(1)
1978年 カラー
臨海学校を積極的に実施している北区の小学校を取材して、その意義について考える。

K1009 なぜ臨海学校?(2)
1978年 カラー
千葉県岩井海岸にある北区立の臨海学園での模様をとりあげ、臨海学校という教育現場における教師の心がまえ、悩み、喜びなどに焦点をあてる。

#1010
#1011

K1012 ある実験キャンプ!
1978年 カラー
身体の不自由な子どもたちと、いわゆる健常児とよばれる子どもたちが接する機会は、ごくまれである。ふだん養護学校で活動的な行事をしたことのない子どもたちと、普通校にかよう子どもたちが、5日間、いっしょにキャンプ生活を送った…。

K1013 挫折か?ある遊び場
1978年 モノクロ
世田谷桜丘にある「冒険広場」。地域に住む母親たちが中心に「遊ぼう会」を結成、この広場を運営してきた。しかし、この53年夏、幕を閉じる。母親たちに、この「広場」の成果・問題点等を叡材しながら、現代の子どもの遊びを考える。

K1014 この子らに職場を!
1978年 カラー
都立青鳥養護学校の授業を紹介、子どもたちへの理解を呼びかけるとともに、この子どもたちを採用している数少ない企業の中から、一社を紹介してお母さん方の話をまじえながらその将来を考える。

K1015 鍼・灸だけ僕らの職 ある市民活動より
1978年 モノクロ
文京盲学校を卒業した生徒たちは、大部分が、鍼・マッサージの勉強をするのがコースだが…この盲学校の授業を中継で紹介する中で、現実・将来の問題についてさぐる。

K1016 学校卒業・塾勉強
1978年 モノクロ
塾、教材が氾濫している。なぜこんなに氾濫しているのだろうか。学校教育の欠陥が原因ではないだろうか。塾関係者、小学校教師、PTA関係者に話しあってもらう。

K1017 もういや!東京は
1978年 モノクロ
東京在住の留学生の中には、東京の生活になじめず、人間同士の触れあいに失望して帰国する人も大勢いるという。2人の留学生に、親善・友好という側面から、留学生の見た東京の問題点を語ってもらう。

K1018 鳳凰が飛んでいる村(地域文化のみなおし1)
1978年 カラー
西多摩郡日の出町春日神社の祭礼で行なわれている鳳鳳の舞は、元は雨乞いの踊りであった。東京都の無形文化財指定にもなっているこの舞いの様子、支える人たちの意識を探る。

K1019 性!その逃避考(ある市民活動より5)
1978年 モノクロ
性教育を研究、子どもの教育の一環として実施している小学校の先生たちを紹介、その教育現場を取材し、問題点を探る。

K1020 文化国家日本万歳(地域文化のみなおし2)
1978年 モノクロ
台東区根岸に書道博物館がある。洋画家・中村不折氏が収集した中国の古い書に関する資料が展示されている。都文化財の指定をうけているが、個人の努力に対して、行政側の保護・援助はいかになされているか…。

K1021 なぜ反対?養護学校(子供の生活を考える4)
1978年 モノクロ
学校建設と地域住民との関わり合いは不可欠だ。現実は、地元の人々の住民パワーで、学校設立はスムーズにはいっていない。矢口の地域ぐるみの反対運動のケースと、建設中の「都立中野養護学校」のケースから、地元住民と養護学校との関わり合いや問題点をさぐる。

K1022 滑った転んだ遊んだ(子供の生活を考える5)
1978年 モノクロ
子どもたちに、紙芝居屋さんが喜ばれている。子どもたちの文化について、大人の忘れている何かがあるのではないか、紙芝居屋さんと遊ぶ子どもたちを通してさぐってみる。

K1023 叱ってくれよ!先生 ある市民活動より
1978年 モノクロ
東京少年鑑別所に収容される中学生は、年々多くなっている。中学生の暴力事件、これにどのようにアプローチすればよいのか。中学校の先生や東京少年鑑別所を訪ねて、考えてみる。

K1024 日本人はネコ科? ある市民活動より
1978年 モノクロ
競技体操の名門大学「日本体育大学」を訪れて、その教育の現場から、日本体操を背負って立つと言われる一人の若者を中心に追いながら、体操教育のあり方を考える。

K1025 何を主張?高校放送 ある市民活動より
1978年 モノクロ
学校(高校)放送は、どんな形で行なわれているのか。彼らは、どんなことを表現したいのか。学校の指導規則との間の問題点は。「都立国分寺高校」を例に考える。

K1026 銭湯に何をみた?(地域文化のみなおし3)
1978年 モノクロ
江東区では木場が移されたり、深川の銭湯では、浴場がビルの4階に移されたり…内風呂の普及で、生活感あふれる情緒が変りつつある。深川の銭湯を通して、地域文化を考える。

#1027
#1028

K1029 走れ!ミニ・コミ軍団(地域文化のみなおし4)
1978年 モノクロ
高島平団地新聞」「せんがわ21」「すずしろ市民通信」の編集担当者に、地域文化とどのように結びつけようとしているのか、中央紙にはないミニ・コミ紙の役わりとは何か、を聞く。

K1030 間違いだらけの老後考(老後を生きる1)
1979年 モノクロ 出演:青木淑子、力石定一、田村隆一、鈴木次雄
生活評論家の青木淑子氏、法政大教授の力石定一氏、詩人の田村隆一氏、東京人材銀行室長の鈴木次雄氏らの討論の中で、老いとは何か、老後をアリ派で生きるか、キリギリス派で生きるかなどを考える。

K1031 老婚!その実態は(老後を生きる2)
1979年 モノクロ
老人とは、性も愛もない枯れるべき存在、という枠の中におしこめ、老人同士の「結婚」「同せい」「交際」は、「年がいもなく!」「今さら!」と考える社会通念がある…はたしてそうか。

#1032

K1033 只今四百十講座 ある市民活動より
1979年 モノクロ
「朝日カルチャーセンター」よりの中継。受講者の意識、生涯教育ブームの実態をさぐる。

#1034

K1035 定年がくる、そして…
1979年 モノクロ
今日の高齢化社会が今後ますます進むならば、20年後、30年後は、老後の豊かな生き方は望めないかも知れない。何故か。ここではそれを一つ一つ解説。このままでは灯のない老後を、今から我が身として受けとめて考えねば…。

K1036 学生平均年齢71歳!
1979年 モノクロ
高齢化社会を迎えた今日、老人の生きがいのあり方が真剣に問われている。世田谷区老人大学に学ぶ老人たちの生き方をとおして、老人の生きがい、とりわけ、老人が学ぶことの意義と老人の社会的な役割について考えてみる。

K1037 自殺!考えたことある
1979年 モノクロ
自殺の低年齢化が社会問題となっている中で、若者や子供たちの行動にとまどう親は多い。そこで、子供たち(中学生)は同世代の自殺をどう受けとめているのか、また、彼らの生きがいとは何なのか、子供たちの発言に耳を傾け、親・教師として何ができるのかを考えてみる。企画:教育庁振興課

K1038 青い鳥来なさい 1(こだま劇場)
1979年 カラー
家庭の諸問題も、基本的には夫婦のあり方、考え方にかかわることである。夫婦を素材にして夫婦とは何かを考えてみたい。徹、公子夫婦は、結婚後6年たつのにまだ子供に恵まれない。公子は、友人から徹が浮気をしているのではないかと言われたり、姑から子どもができないことで嫌味を言われたりして、気持が晴々としない……。

K1039 青い鳥来なさい 2(こだま劇場)
1979年 カラー
公子は徹に、子供ができたとウソをつく。徹は喜んで母親や隣人に話してしまう。公子はウソにたえられなくなり、徹にあやまる。一時は怒った徹も、医者に行って検査をうける気になる。

K1040 青い鳥来なさい 3(こだま劇場)
1979年 カラー
徹が検査を受けた結果は、良い答は出なかった。がっかりした徹は、母親に連絡するが、かえって親子の間も気まずくなる。やり切れない気持を酒でまぎらわそうとするが、酔って帰ってきた徹は、公子に出ていけと当り散らす。公子はだまって家を出るが……。

K1041 青い鳥来なさい 4(こだま劇場)
1979年 カラー
(最終回)公子は結局家に戻る。ある日、公子と徹は、子どものいない夫婦の家庭を訪問し、その夫婦の人生観を知る。その結果、自分たちの人生も子どもにこだわることなく、夫婦としてもっと視野を広くもって暮すことを考えた。

K1042 直前ルポ!“新入学”
1979年 カラー
新1年生をもつ親は、わが子に大きな期待を寄せ幼稚園や塾に通わせている。しかし、その期待を受けとめる子どもにとって、それがいかに重荷になっていることか。新入学を前に、子どもに対する親の心がまえについて考えてみる。

K1043 住!300倍への挑戦
1979年 カラー
多摩ニュータウンに取材して、新しく引越してきた人、古くからこの土地に住む人、あるいは、多摩市の行政当局にインタビューしながら、東京の住宅問題にっいて考える。

K1044 来るぞ!歩行禁止の日
1979年 モノクロ
人と車の交通安全について、市原刑務所(事故をおこした服役者たち)、目黒区役所(「交通安全宣言」をしている行政当局)、歩行者にインタビューしてレポート。

K1045 直視!危険な東京大地
1979年 モノクロ
東京の「地盤」との関係を中心に、「江東デルタ」「関東ローム層」「造成地」「関東地震」などにふれながら、大学の研究者、関東地震の体験者などに話をきき、「東京の地震」について考える。

K1046 ピンク追放 激戦中!
1979年 モノクロ
既存の繁華街ならいざしらず、駅前に“ピンクサロン”の予期せぬ出現…吉祥寺という、近来まれな発展をとげた街をとりあげ、開発、そこに生じた問題、市民の浄化運動の推移を追う。

K1047 壁!女が働くとき
1979年 カラー
職場での男女格差は、不可欠なるものなのか、労基法の女子保護規定こそが男女差別なのか…スタジオに、弁護士、OLを招き、丸の内オフィス街のOL、企業経営者へのインタビューもおりこみながら、対談していただく。

K1048 決起!女が働くとき
1979年 モノクロ 出演:影山裕子、中島通子
賃金その他ほとんど平等だという女性雑誌「クロワッサン」編集部への取材レポートなども折りこみながら職場での男女平等は、どんなふうに実現されるかについて、評論家の影山裕子氏、弁護士の中島通子氏に対談していただく。

K1049 岐路!女が働くとき
1979年 モノクロ 出演:俵萠子、清原美弥子
評論家の俵萠子氏、「主婦と生活社」編集部の清原美弥子氏に、それぞれ、「女性と結婚」、「女性と仕事」について提言していただき、女子大生達との質疑応答、二人の討論が続く。

K1050 偏見?女は子を産む性
1979年 モノクロ
幼稚園の男の子と女の子に話しを聞き、また、女性だけの仕事のグループを訪ねてフィルム取材。スタジオに招いた心理・精神病理学の専門家に、男女平等のあり方について、妊娠・出産、子育てという側面から考える。

K1051 え??男は内・女は外
1979年 モノクロ 出演:杉本苑子
「夫が家庭を守って20年」「妻が月給を運んで20年」…この夫妻にインタビュー。このフィルム・レポートを見て、さらに、杉本苑子氏の「清少納言紫式部」について語るフィルム出演もはさんで、スタジオに招いた男女大学生たちの感想を聞きながら、夫婦の役わりを考える。

K1052 広告「月収4万!」その裏
1979年 モノクロ
主婦の内職の現状と、その中にひそむ問題点を考える。新聞広告による募集、“講習会”、東京都消費者センターへ訪れた被害者の主婦、悪徳業者を内部告発する事務員にインタビューして具体的にその裏面をあばいていく。

K1053 アジアで見た!子供の原点 1
1979年 カラー
1979年の「国際児童年」記念製作。フィリピン・セブ島に取材して、マニラ市に次ぐ第二の都会、人口50万人のセブ市を中心に、子どもたちの生活、教育事情(小学校)を紹介。

K1054 アジアで見た!子供の原点 2
1979年 カラー
(1)に続いて、(2)では、セブ市から64キロのアルガオという小さな海辺の村へ。電気もなくあるものは、ヤシの葉づれの音と波だけ…両親、3人の姉妹(エンピツー本も持っていない、学校へも行けない)の一家の生活をルポ。

K1055 どこが違う!全寮制高校
1979年 モノクロ
都の唯一の全寮制高校「秋川高等学校」を取材して、寮生たちの生活と意見をルポ。スタジオに、同校卒業生の青年と、旧制高校の寮生活経験者の年輩者を招き、「寮生活」に対する新旧の意見も交錯させる。

K1056 スパルタ復活??現代体育考
1979年 モノクロ
「少年野球」と小学校体育授業の現場を、対比して取材した現場から、少年たち、母親、先生の声を伝える。スタジオでは大学・小学校の先生、行政当局の方々の意見をうかがう。

K1057 口裂け女とインベーダーの関係
1979年 モノクロ 出演:水木しげる斉藤次郎
近頃の子どもたちには、イマジネーションのふくらみがない、という意見がある。はたして、そうか。インベーダー・ゲームに熱中して、「口裂け女」の話を創作し全国的な噂にしてしまった子どもたちのエネルギーは、何か示唆を与えないか?街や小学校で取材し、スタジオに、漫画家の水木しげる氏、子ども調査研究所員の斉藤次郎氏を招き意見をうかがう。

#1058
#1059
#1060

K1061 八丈島にみな出ておじゃれ
1979年 カラー
八丈島は今、観光ブームにわいている。多くの島民がバスに乗り遅れまいと民宿や観光園芸に走った。しかし、零細な資本、若い労働力の不足という島の宿命ともいえる厳しい条件の中で単に今のブームに踊るだけで良いのか。島の若者たちとともに島の経済、産業の自立を考える。

K1062 離島八丈それでも僕は残る
1979年 カラー
東京の離島、八丈島の子供たちは自然に恵まれ大らかである一方、島の大人たちの目からは積極性がないと映る。遊び場もなく、受験戦争にふりまわされている都会の子供たちと比べてどちらが幸せなのか。子供にとってほんとうにふさわしい環境とはなにかを八丈の子供たちの生活を通してレポートする。

K1063 都会っ子 一週間の発見(1)
1979年 モノクロ
都会の子供たち約50人が福島県の片田舎でキャンプ生活を始めた。自分たちの手で全てを運営しようというキャンプだ。番組では、都会っ子のこの自然と自分自身への挑戦を追う。

K1064 都会っ子 一週間の発見(2)
1979年 モノクロ
福島県の片田舎に「子供たちだけの村」をつくった都会っ子たち。地元の田舎っ子たちと青空のもとで大討論会を開いたが…。建前の“都会っ子”と本音の“田舎っ子”の珍なる論争を追いかけて“都会っ子”の一面を浮彫りにする。

K1065 金をかせげ!小中学生諸君
1979年 モノクロ
女性、母親の社会進出に比べ、近頃の子ども達は、牛乳や新聞の配達などのアルバイトをしなくなったのはなぜだろう。子どもの教育にお金がかかるという嘆きはよく聞くが、なぜ学校は子どもの労働を禁止するのか?

#1066
#1067

K1068 報告22人の小さな傷病者たち
1979年 モノクロ
沼津にある都立片浜養護学校には現在22人の小中学生が寄宿生活を送っていて、健康を回復すると、もとの学校へ戻る。一見、健康そうにみえる彼らには心因性の病弱児が多い。現在の子どもの病気の特殊性を探る。

K1069 三味線考!民謡熱中時代より
1979年 モノクロ
東京にも正真正銘の職人がいる。三味線造りの職人である。熟達した手と足と、研ぎ澄まされた勘で、60近い工程を次々とこなしていく。この貴重な職人芸をフィルムで紹介しながら“三味線ブームの正体”と“職人気質とは何か”をさぐる。

K1070 ノスタルジアを誘う街
1979年 モノクロ
東京の下町の文化は、千社札浅草観音、木場、長屋、祭り、トビ、などに代表されよう。私達はこれらの情景のみを、下町の姿としてとらえがちであるが、人の生活様式が変わるにつれ、文化も変わるのであろう。

#1071

K1072 大都会のタイムトンネル
1979年 カラー
東京の緑は、日々失われつつある。かつての武蔵野の面影を残す貴重な自然を保存している目黒の自然教育園を舞台に、都会人の生活と自然との関わり方を考える。

K1073 ちょっと待て君の家は不合格
1979年 モノクロ
世田谷区北烏山4、5丁目は「寺町」とか、「東京の小京都」などと呼ばれている。26の寺院と沢山の樹木が静寂な雰囲気を醸しだしているからである。この町の自然と、自然を守るための住民憲法・自然保護協定を紹介し、あわせて、この協定の法律的な意味や、この種の住民運動の功罪などを考える。

K1074 1,029万人高齢者が牙をむく日
1979年 モノクロ
核家族化がすすみ、老人も自活しなければならないいま、高齢者の就職はどうなっているのか。池袋の公共職業安定所を訪ね、中・高年齢者集団就職相談会を取材。

K1075 老後への挑戦!草取り人生
1979年 モノクロ
朝日新聞の記者から取締役を経て、いまは高齢者事業団の会員として草取りの仕事などをしている関根弥一郎さん。その生活と生きがいをさぐりながら、高齢化社会を私達はどのように認識したらよいかを考える。

K1076 当方70歳独身求む恋愛
1979年 モノクロ
茶飲み友達ならともかく、老人の結婚は財産や係累などいろいろ難しい面がある。が、孤独な老人のため、大田区には同棲を公認する老人クラブ小平市には老人専門の結婚相談所などがある。晩年の生活を考える取材。

K1077 チャンピオン組からのメッセージ
1979年 モノクロ
賛否両論ある中で養護学校が義務教育化されたが、養護学校だけに教育を押しつけてよいのか…?普通学校の受け入れ体制は…?肢体不自由児教育の現状と問題点を、都立村山養護学校の一日を紹介して考える。

K1078 女性探訪!シドニーの街 その1
1979年 カラー
オーストラリアでは、職業婦人が急増している。一見女性の地位は高く、女性保護法の確立等、女性にとって十分働きやすい条件とはなっているが、それでも職種は限られているという現状をみつめ、ネックになっている問題を考えなおしてみる。

K1079 女性探訪!シドニーの街 その2
1979年 カラー
既婚女性の職場進出が著しい豪州では、働く女性のうち結婚しているのは1977年の統計によると、63%にも達する。これらの女性の育児間題と、離婚問題をとりあげ、3人の女性をルポする。

K1080 シドニーで直視!「老い」
1979年 カラー
福祉国家オーストラリア、老人福祉にしても我国と比べると大きな差がある。がしかし、この一見老人天国にも数多くの問題が残されている。一人さびしく列車で旅行するある老人を追いながら真の老人問題を探る。

K1081 シドニーで見た!壁のない教室
1979年 カラー
オープンスクールとは教室の壁がなく、決まった時間割もなく、生徒個人の自主性を尊重する教育システムを言うが、オーストラリアのキンマ小学校をルポし、本来の学校教育とは何か!を考える。

K1082 80年代・反乱の条件
1980年 モノクロ
数年後にも予想される高齢化社会。しかし、高齢化社会は老人の増加=社会のお荷物、その救済をはかる、という視点からのみ捉えることはできない。自分の老後と、自分の周辺の老人のあり方をどう考えたらよいか、という「老い」の主体的な把握こそが必要である。

K1083 反乱のすすめ
1980年 モノクロ
老人問題の柱は、(1)仕事の保障、(2)医療問題、(3)年金、(4)福祉サービス、だと言われる。しかし、現代の使い捨ては「物」だけでなく「老人」にも及んでいる。老人はどうすればよいのか、働き続けることによって「反乱」するしかないのではないか…。

#1084

K1085 平和の中でああ無情!
1980年 カラー
青年の間で「モラトリアム(猶予)人間論」が広がっているという。青年達自身、彼等を取りまく価値観の多様さの中でさまよっているかのようですらある。ユニークなキャリアを持つ二人の青年が現代の青年について語る。

#1086

K1087 職人衆の教育論
1980年 モノクロ
職人がいなくなったという声はよく耳にする。そこで畳職をとりあげて、職人とは一体何かを探りつつ、この職を引きつぐ若者を通して現代人の社会意識を追求する。

K1088 虫歯と便秘で救急車が走る時
1980年 モノクロ
働く青年たちの中で、一般市民とは違った意識のもとに仕事に従事している人たちがいる。公務を全うする人たちである。消防署では放火、いたずらによる119番がたえないという。消防学校を卒業して第一線の消防署に配属になる若者を追いながら実際に消火や救急活動にたずさわっている現場を取材してその職業意識や生活にスポットをあててみる。

K1089 命あずかります
1980年 カラー
24時間体制の中で人間の生死を左右する任務についている看護師たち(特に救急病院に勤務する)はいったいどのような意識のもとに任務を果しているのか。「働く」とはどのようなことなのか、「仕事」とは何をさすのか。日本医科大学附属病院にある救急センターの看護師にスポットをあて、その職業倫理感を探るとともに“人間愛”の意味を考えてみる。

K1090 汝ら着飾るべし?女たちよ!
1980年 カラー
「手づくりファッションの店」を共同経営している主婦たちのバイタリティあふれる活動と意見のレポート。また、輸入衣類にも欠陥品が多いという事実を指摘した東京都消費者センターの報告。

K1091 1,000万円で死ぬまで面倒みます?!
1980年 カラー
ある民間福祉事業に、金銭を受け取り、資産を譲り受けてお年寄りの世話をするというものがあった。青年と老人の同居生活だというが、この割り切った事業が、来たるべき高齢化社会を考える緒となりはしないか。

K1092 ルポルタージュ新学期「不安の中で」
1980年 モノクロ
父親の撮ったホームビデオ「ひろなか君ピカピカの一年生」(第2回東京ビデオフェスティバル特選作品)を紹介。また、朝鮮人学校などの新学期のあり方や授業風景を追い、日本の中でのさまざまな新学期を映し出す。

K1093 激増・親も知らない立ち居ふるまい
1980年 モノクロ
先日開かれた日教組の教研集会で『子供の五無主義』が大きな話題となった。無気力・無責任など五つの“無”の中には「無作法」も入っていた。作法は、親が教え、もしくは親の立ち居ふるまいを見て子供が身につけるものだと思っていたが…。

K1094 愛の改札口か!ヨガ修道場を見る
1980年 モノクロ
インドで発生し5千年の歴史を持つヨガが今日ブームを起こしている。三島市にあるヨガの修道場を尋ねて、今日の健康ブーム、ヨガブームとはいったい何なのか、あらためて都市文化について追求する。企画:教育庁振興課

K1095 “人間ドキュメント”田島征三の世界
1980年 カラー
ユニークな作風で知られ、数々の賞を受賞した絵本画家、田島征三が都下西多摩郡日の出町に移り住んで11年。野に帰り野で暮らす生活を表現活動の基礎にした彼は、現代美術のあり方を根本から問い直そうとしている。

K1096 東京が飢える!信じようと信じまいと
1980年 カラー
「食料不足が世を襲う」といわれて久しいが、食料のほとんど全てを外部に依存しているにもかかわらず、我々、特に、都会人は遠い存在、関係のない事、と自分の事としない。こうした東京を、生産地はどう見ているのか。

K1097 「ソフト・パス」とは 対談ドキュメント
1980年 カラー
『ソフト・エネルギー・パス』の著者であり、エネルギー問題に関する論客として有名なエイモリー・ロビンス氏の来日を機会に、省エネルギー自然エネルギーの再利用→「ソフト・パス」の日本での可能性を探る。

K1098 わずか3秒!あなたは待てない
1980年 カラー
時間に追われ、時間にいらだちを覚えて生活する我々都会人の時間とは何なのだろうか。民族文化の相違からくるジレンマ、職住分離の都市構造が原因とも言われる。あらためて都会に住む人間の時聞について考える。

#1099

K1100 お母さんは病原菌
1980年 カラー
子どもたちの世界に最近、心因性の病気が広がりはじめ、しかもそれは家庭のあり方に起因するケースも多いという。子どもたちに影を落とす現代のひずみと家庭のあり方、特に母親の存在について考える。