東京のこだま K0901〜1000

K0901 朝顔を伝える町
1976年
初夏の風物詩「入谷の朝顔市」は、東京の年中行事といえよう。戦後復活され、花いっぱい運動のさきがけをもはたしてきたが、昭和50年から、区内小学生の参加をえて、いよいよ地域に定着しようとしている。

#902

K0903 山の子、町の子、湖畔に集合
1976年
榛名湖にカッターを浮べて、一緒にオールを漕ぐ子どもたち…地元の子どもたちと、東京の子どもたちとの交流をとりあげてみる。

K0904 榛名高原と下町っ子
1976年
高原にカメラをすえて、東京下町の子どもたちが草原でどんな遊び方をするか、自然と子どもとの交流を考える。

#905
#906
#907

K0908 砂漠の町東京・多摩川を飛ぶ
1976年
空撮によって多摩川を水源から河口までとらえる中から、東西に長くのびた東京が、多摩川とどのようなかかわりをもっているか、また、人間はどのようなかかわりをもって生活していかなければならないのか、を考える。

K0909 汗を流せ健康広場 東京都立多摩スポーツ会館
1976年
社会教育施設の一つとして、50年、開設した同会館をとりあげて、社会体育のあり方とともに、コミュニティ・センターとしての役割りについて考える。

K0910 なぜ聞けぬ遊び唄
1976年 出演:間宮芳生
「遊び唄」は、時代とともに子どもが勝手に変えていくもの。しかし、ここ10数年変わっていないことは、遊びに活力がなくなってきているのではなかろうか…作曲家・間宮芳生氏をスタジオに招く。あわせて、「都響」他の演奏と合唱。

K0911 緑の街に巨大な彫刻
1976年
51年夏、八王子富士森公園で、市民の手による「彫刻シンポジューム」が開かれた。市民たちの間におこった新しい「まちづくり」の動きをさぐる。

K0912 なぜ遊べない東京っ子
1976年 出演:大村慶一
現代の子どもは、塾をはじめやたら忙しいという。「遊ばない子ども」ではなく、「遊べなくなってきた子ども」について、児童文学者・北川幸比古氏と、都市計画設計研究所・大村慶一氏に聞く。

K0913 河川敷は誰れのもの
1976年
「川」を地域とのかかわりからとらえかえし、河川敷利用のあり方を、多摩川沿いに点検しながらさぐる。

K0914 なぜ集う市民農園
1976年
各区で家庭菜園が開かれ、それがブームをよんでから数年が過ぎた。インフレ下、ようやく手に入れた市民の「農園」が、地域でどのように使われ、定着しているかをさぐる。

K0915 寺町の緑と水を守る
1976年
緑の多い世田谷烏山の「寺町」も、近年、都市化にともなう環境破壊の危機にさらされている。“緑を守る運動”を通して、地域における町づくりの課題をさぐる。

K0916 緑の孤島に生きる
1976年
四方を市街地に囲まれた町田市小山田地区を例にとり、生産者にとって「緑」とは何かを、あらためて問いなおす中から、今後の「保全」のあり方をさぐる。

K0917 区立保養所・大繁盛
1976年
季節ごとにおおぜいの都民が、緑を失った都内から地方へ、レジャーを楽しみに出かける。区立保養所を例に、自然の中での人間回復の意味をとらえる。

K0918 江戸のオアシス・飛鳥山
1976年
江戸中期、徳川吉宗が庶民の「遊観所」としてひらいた「飛鳥山」をとりあげて、行楽地としての変遷と今後の課題をさぐってみる。

K0919 姿を消した桜土手
1976年
江戸市民の「遊観所」として、桜の名所がつくられた中に「桜土手」があった。花見とともに人が集まることによって堤が踏み固められ、洪水を防ごうとしたという。こうした先人の知恵を見直してみる。

K0920 わが故郷駅前団地
1976年
葛飾金町駅前団地に住む人々から話をうかがいながら、新しい町づくりをいっしょに考える。

K0921 危険!!トルエン乱用
1976年
少年の間に、シンナーにかかわってトルエンの被害がひろがっている。体験者の発言を含め関係者からその原因と対応策を提言してもらう。

K0922 砂漠の街 東京を走る
1976年
過密都市・東京の居住環境の実情を、高速道路からの走行による中継によって点検する。

K0923 変りゆく下町の心
1976年 カラー
隅田川荒川放水路にはさまれた旧本所・深川地区の急変する生活環境を空からとらえ、そこに住む人々の暮らしやすさ・暮らしにくさとは何か…をさぐる。

#924

K0925 さまよえる若者達
1976年
日常の暮らしの中でも、多くの若者たちは「地域」とは無関係に毎日を送っている。こうした現代の若者のありようから、もう一度、「地域」とは何かをとらえなおしてみる。

#926
#927
#928

K0929 江戸の鳶木遣
1977年
江戸消防記念会の皆さんの「鳶木遣」披露。その特徴と伝承の意義を考える。

#930

K0931 黒潮に浮かぶ東京大島
1977年
東京大島を訪ね、住みよい街づくりについて考える。大島の人たちも時代の流れとともに地域の連帯を真剣に考えている…。

K0932 公民館はだれのもの
1977年
田無での実践を通して、利用・運営をめぐる市民参加のあり方をさぐる。

K0933 僕らの原っぱ誕生
1977年
調布市染地地区の住民の手によって多摩川の河川敷に誕生した子どもの広場づくりをとりあげ、新しい地域づくりを考える。

K0934 桧原村青年団
1977年 カラー
青年層の流出が激しい檜原村をおとずれ、檜原の村づくりをしている青年団の皆さんに、地域づくりについて語ってもらう。

K0935 学校開放を考える
1977年
校庭開放から施設開放へ、さらに教育機関の開放へ小・中・高校におよんでいる現状と今後のあり方を考える。

#936

K0937 車イス・町田ガイド
1977年 カラー
障害者の人たちの手によって二年がかりで作られた「町田ガイド」を中心に、今後の地域づくりのあり方を考える。

#938
#939

K0940 桜の花咲く街にお囃子は流れて
1977年
小金井市では、「貫井ばやし」と呼ばれているお囃子が戦後中断していたが、昔からの住民と新しく住みついた住民とがいっしょになって復興している。住民どうしのふれあいをさぐる。企画:教育庁振興課

K0941 坂は生きている
1977年
港区麻布近辺の坂を紹介しながら、足元の生活文化とみちとの結びつきを考える。

K0942 ボク 友達できたよ お父さんは?
1977年
都会の地域コミュニケーションのかすがいは子どもだといわれる。新興住宅地(八王子市郊外)に新設された小学校の新入生同志の友だちづくりを通じて、父親の地域とのかかわりをさぐる。

K0943 明日に生きる糸あやつり
1977年 カラー
300年の伝統を守り、独自の公演活動を続けている東京無形文化財の「竹田人形座」をとりあげ、大衆芸能のあり方を考える。

K0944 懐しき佃島は今
1977年
佃島の魚河岸を中心とした生活ぶりと、今なお変らぬ下町気質に支えられた地域社会の現状や今後の課題をさぐる。企画:教育庁振興課

K0945 村民のみ求む
1977年
山地檜原は、東京オリンピック開催期の昭和30年代末から、林業中心の産業構造がくずれ、地域の生活環境も急速に変りつつある。あらたな地元産業をめざす地域共同体と生産とのかかわりをさぐる。

K0946 井戸端会議をもう一度
1977年
“井戸端会議をもう一度”と、10年来の念願だった広場づくりにとりくんだ東向島二丁目町会の住民運動を通して、地域の意味をとらえなおしてみる。

K0947 ゴミは異なもの縁なもの
1977年
町田市鶴間では、廃品回収の利益を、地域の子どもに還元するというねらいで、この運動の中から、新旧住民のふれあいが育ってきた。新旧住民のふれあい、あわせて「広場」の役割を考える。

K0948 団地・泥んこ・お隣りさん
1977年
板橋区高島平の「陶芸サークル」をとりあげ、サークルに寄せる人々の期待と、その中から生れつつある人間関係が、コミュニティー作りにどうつながっていくかを考える。

K0949 一万年前の2DK
1977年
開発が進められている多摩ニュータウンの団地に住むようになった市民たちによって、地中に眠る埋蔵文化財を手がかりにして、多摩の風土自然を考えようという運動が起っている。

K0950 ママが作った寺小屋教室
1977年
人口急増地区では、主婦を中心とした地域活動の一つとして、「幼児教室」作りが行なわれている。稲城市平尾団地でのケースをとりあげ、問題点と課題をさぐる。

#951

K0952 紐や・この職人芸!
1977年 出演:加太こうじ
庶民の間に愛好されうけつがれてきた“手づくりの文化”がある。「組紐・紐結び」もその一つ。無形文化財の意味を庶民の側からとらえ直し、一方、加太こうじ氏に“手づくり”の変遷、今日的意義についてうかがう。

#953

K0954 大嫌い?夏休み
1977年
子どもたちのいろいろな夏休みの過し方を追いながら、理想的な夏休みについて考える。

#955

K0956 ゴミの山から体育館
1977年
東京湾埋立地夢の島に、昭和51年11月誕生した「東京都立夢の島総合体育館」を紹介して、都民と体育施設の結びつきを考える。

K0957 八ヶ岳と都会っ子(高原の林間学校1)
1977年
長野県八ヶ岳山麓の自然の中で、のびのびと遊ぶ子どもたち(小学校4、5年生)の姿と、集団の中で、規則正しい生活を体験してゆく姿をとらえる。

K0958 東京より楽しいな!(高原の林間学校2)
1977年
長野県八ケ岳山麓の自然の中で、のびのびと遊ぶ子どもたち(小学校4、5年生)の姿と、集団の中で、規則正しい生活を体験してゆく姿をとらえる。

K0959 特訓 ! 肥満児返上
1977年
江戸川区総合体育館主催「肥満児の為の体操教室」での子どもたちの特訓ぶりを紹介して、その原因、家族ぐるみの減量作戦、特訓の効果などを親たちのインタビューから聴る。

K0960 腕白・お転婆・今・昔
1977年
都市化の進行によって、現代っ子の“遊び”は、形態・内容ともに変りつつある。地域社会における子ども集団の変遷を歴史的に点検し、現代っ子がかかえている間題点と背景を探る。

K0961 思春期よりの発言
1977年
すでに非行化しているグループをフィルム取材し、平均的な15才の少女たちのグループをスタジオに登場させ、彼女たちの卒直な発言の中から、この問題の底の深さや、意識を追う。

K0962 求む!格安・遊び場
1977年
中野区杉山公園と杉並区阿佐ケ谷西公園を取材例としてとりあげ、「遊び場」に焦点を向け、今の子どもたちの人工的な遊びと自然の中の遊び、また、商業的遊園地などのかかわりあいについて考える。

K0963 新島 夏のおわりに
1977年
夏の一時期、新島に押しよせてくる都市化の波が子どもたちに与える影響を、現地フィルム取材と、スタジオに招いた3人の新島出身の大学生の発言をもとに考える。

K0964 現代遊び場狂騒曲!
1977年 カラー
大田区萩中公園ガラクタ公園を中継し、この公園の特異性やその設置の過程などをさぐり、都市化の流れの中で情報化時代に育った子どもたちの「遊び」について話しあう。

#965
#966

K0967 効く!70歳の特訓
1977年 カラー
豊島区にある「池袋ことぶきの家」から、老人のためのレクリェーション体操の模様を中継する。

#968

K0969 どうなる!家賃戦争
1977年
全国公団住宅自治会協議会事務局長、日本住宅公団本社管理部次長等を招き、庶民の最も深刻な問題となっている住宅問題を考える。

K0970 乗る人・置く人・怒る人
1977年
駅周辺の道路、商店の前に置かれ、問題をなげかけている、いわゆる“自転車公害”…。三鷹駅北口商店の人々、市、警察に話をうかがう。

K0971 ある小さな演奏会
1977年 カラー
青梅市にある目の不自由な人達の老人ホーム「聖明園」に、都立「霞保育園」の園児が訪問し、音楽の演奏などを通して、障害をもったお年寄りというハンディキャップをのりこえた交流の様子を伝える。

K0972 幸福ってなあんだ? 母子家庭をさぐる
1977年
母子家庭の中で育った若者は、何を訴えたいのか、何を望むのかを取材しながら、母子福祉制度をさぐり、母子のあり方を考える。

K0973 30人の怒れる老人
1977年 出演:副田義也
ゲストに筑波大学教授の副田義也氏をむかえ、江戸川区高齢者事業団理事、「がまんならん隊」委員長、江東区老人クラブ指導員、30人の怒れる老人達のさまざまな角度からの発言を追う。

K0974 誰が車イスを押すか
1977年
身障者の、街へ出たい、地域で生活したいという願いと、一般市民とのかかわりをとらえる。

K0975 ああ天平の大伽藍
1977年
国分寺史蹟をたずねて、その保存について描く。

#976

K0977 コトバが叩けた
1977年 カラー
脳性小児マヒや筋ジストロフィー患者のために昭和48年から、電動タイプライターが導入され、成果をあげつつある。

K0978 驚怖!ヨカ人大襲来
1978年 モノクロ
余暇を使って手品や歌を楽しんでいる方々を紹介しながら、レクリェーション、レジャー、そして余暇の生かし方について考える。

K0979 初公開!「青春を裁く」
1978年 カラー
国分寺市の映画づくり(8ミリ)グループをとりあげて、映画で何が表現できるかを考える。

K0980 奥様!アンタが大将
1978年 モノクロ
主婦の余暇利用について、団地などの主婦グループにインタビュー。

#981
#982

K0983 裸の青春マッタナシ
1978年 モノクロ
日本相撲協会」が、新弟子の実技・教養の両面での教育指導を目的として設立した「相撲教習所」の猛稽古ぶりを紹介する。

K0984 街角に響け わが歌声
1978年 モノクロ 出演:菅原やすのり
菅原やすのり。彼は、人とのふれあいをもとめて世界の街角で歌って10年になる。ここでは、国立駅前で歌いながら通行人に参加を求める。

K0985 二枚の切符(こだま劇場)
1978年 カラー
勤続25周年のボーナスに旅行券を4枚もらった父親は、家族旅行を計画する。しかし、息子や娘に拒否されてしまう。

K0986 こわれたトロフィー(こだま劇場)
1978年 カラー
大学受験が近づいて気がたつのか、父親に反抗的になってきた息子。単身赴任で転勤という辞令を受けて悩む父親と息子との対立。

K0987 水ぬるむ日(こだま劇場)
1978年 カラー
一見、自由そうにみえるひとりだけの生活が、いかに大変なものか、高校生の生活を通して描く。一家の中でのお母さんの役割についても描く。

K0988 もう一人の家族(こだま劇場)
1978年 モノクロ
高二の息子が拾ってきた小犬を通して、隣近所とのかかわり合いを描く。

#989

K0990 不安が一杯祝入学
1978年 モノクロ
はじめて子どもを小学校に入学させるお母さんたちの不安をききながら、登校拒否など新入学の問題点をさぐる。

K0991 私の人生鈍行列車(東京に生きる1)
1978年 モノクロ
東京生まれの吉野弘子さんは、戦時中、岩手県に転居した。その両方での生活を綴った文集を通して、東京での生活を描きながら、大都市、その日常について考える。

K0992 友よ!メンソーレ(東京に生きる2)
1978年 モノクロ
沖縄から上京した若者のために、自宅を開放、世話をしている中野区「沖縄郷土の家」の金城唯温さん夫妻から話を聞き、若者が東京で暮すうえでの考えをさぐる。

K0993 帰国子女教育学級 ある教育の現場
1978年 モノクロ
日本における対応の一つとして、新入生を迎えた「東京学芸大学付属大泉中学校」を紹介し、受け入れ体制を考える。

K0994 交通死・その母たち(東京に生きる3)
1978年 モノクロ
予期しない交通事故でご主人を失い、幼児をかかえた母親の生活は厳しい。働きに出る被害者の妻達の生活の困難さに焦点をあてる。

K0995 ちょっと待て、塾通い!(東京に生きる4)
1978年 モノクロ
学生塾一筋に生きてきたある一人の先生に焦点をあて、現在、本当に子どもにとって必要なのは何か、親は、学校は、塾は、何をすればよいのか、をさぐる。

K0996 入学はしたけれど 五月病その病状と対策
1978年 モノクロ 出演:今井五郎
都立桜町高校の今井五郎先生にうかがい、親は、教師は、どう対処すべきかを考え直す。企画:教育庁振興課

K0997 幼稚園って何だ?(ある教育現場から3)
1978年 カラー
小学校の予備校に堕すなかれとする「お遊び派」から、徹底した「勉強派」、全くの「営業派」まで、現在の幼稚園はコントンとしている。ここでは、ある英才幼稚園のモーレツぷりを取材し、幼稚園とは親にとって何なのかを考える。

K0998 必見!離婚レポート(いま、若者は!1)
1978年 モノクロ
離婚に踏みきった若い女性の生き方、結婚観を、離婚を通じて考える。

K0999 活の青春!応援団(いま、若ものは!2)
1978年 モノクロ
拓大応援団事件のあと、応援団のあり方が問われている。六大学の応援団長に話しあってもらう中で、若者たちのある一面をクローズアップする。

K1000 見た!西独住宅作戦
1978年 カラー
西ドイツ・ハンブルク市の住宅事情を現地に取材。一戸建て売り販売、“団地”の内外、出勤するサラリーマン・A氏の会社までの交通事情などを紹介。