戦争と平和 記録映画 あ〜こ

【0〜9】

T1105 21人の難民家族
1981/15 カラー 一般 東京都映画協会
救助が待たれるインドシナ難民。奇跡的に家族21人欠けることなく戦乱を逃れ、日本に定住しようと頑張るチェインさん一家。受け入れ先小平市の写真用品メーカーや子供たちの学校での様子など周囲の人々との係りの努力を紹介。


【A〜Z】

D0997 SAWADA 青森からべトナムへ ピュリッツァー賞カメラマン沢田教一の生と死
1996/115 カラー 一般 みちのく銀行
ベトナム戦争報道でピュリッツァー賞を受賞、内戦のカンボジアで死んだカメラマン沢田教一(1936-1970)の生と死の記録映画。沢田の作品と家族や先輩、同僚たちの証言で沢田の軌跡を描く。監督:五十嵐匠。


【あ】

D0686 赤い月の街 呉空襲
1985/35 カラー 中〜一般 呉の戦災を記録する1フィート運動呉市民の会映画製作委員会
明治初年から軍事基地として栄えた呉市は第二次大戦末期に何回も空襲をうけた。日本側・アメリカ側の実写フィルム、被災体験を語る老人の声に、回想を影絵で劇的構成した挿話をおりまぜ、高校生たちがたどる戦争の傷跡。

D0259 あけもどろ
1972/46 カラー 一般 あけもどろ制作上映委員会
昭和47年5月15日、沖縄は本土に復帰した。これを境として、沖縄県民が歩んで来た生活を振り返り、今後の生くべき道を追求する。

A0352 明日への伝言/悪魔の火球
1980/11 カラー 一般 子どもたちに世界に!被爆の記録を贈る会映画製作委員会
「明日への伝言」―原爆記録映画「にんげんをかえせ」〔C1165〕の予告編として作られたもの。全編に流れる歌声が美しく哀しい。「悪魔の火球」―昭和20年8月9日午前11時2分、人類第二の原爆が長崎に投下された。炸烈する火の球、異様なキノコ雲―米軍観測撮影機がとらえた、永劫とも思える悪夢の一瞬である。

C1781 あの日―この校舎で 五十年前に被爆したナガサキの記憶
1996/30 カラー 一般 映像社、岩波映画
原爆投下直後の長崎で救護所とされ、7千人もの被爆者が運びこまれた新興善小学校。50年前ここで医療に当たった看護師や看護学生、当時の小学生たちが、当時の記録フィルムとともに、目撃した人体被爆の状況を次々に語る。

D0879 ある同姓同名者からの手紙
1992/48 カラー 一般 シネマボックス
1989年、東京に住む金高謙二は長崎に住む金高謙二から手紙を受け取る。長崎の原爆の追想記だった。長崎を訪れた彼に、金高謙二は当時の事を淡々と語る。当時の実写や資料館に保存されている妻の遺品等を紹介しながら、証言が続く。


【い】

C0774 生きる その証しのために
30 カラー 一般 独立映画社
戦後30年、戦争を知らない人びとが増えていく今、原爆の苦しみ、悲しみ、怒りをかかえながらたくましく生きぬこうとする被曝者…最後の被曝者でありたいと願いながら強く生きぬく姿を描く。

D0387 生きる 沖縄・渡嘉敷島集団自決から25年
1971/52 モノクロ 一般 無明舎
監督:山谷哲夫
太平洋戦争末期の1945年3月、事実上の国内戦であった沖縄戦の先がけとして慶良間列島では戦闘が起こり、前後して座間味、渡嘉敷島で島民の集団自決があった。この記録映画はその集団自決に対する島民の様々な思いにつきあたりながら、その真相を渡嘉敷島住民の中に探り出そうとした軌跡である。

C1316 戦場ぬ童
1985/26 カラー 一般 「戦場ぬ童」映画製作委員会
ガマ(洞窟壕)に今なお残る累々たる白骨、その上にそびえる巨大な米軍通信基地。この沖縄風景には40年に亘る深い傷痕が刻まれている。1フィート運動フィルムと、母親となった当時の児童の証言で綴る記録映画。


【う】

B0940 海 いま、トマホークが…
1984/13 カラー 一般 平和のアトリエ、日本電波ニュース社
監視レーダーの目を逃れ、自動誘導飛行で目標を確実に破壊する核巡航ミサイルの脅威を、米海軍用フィルムと10フィート映画運動フィルムにょって写し出し、新配備により、日本の海が米ソ核戦争の舞台となる危険性を訴える。


【お】

C1709 お母さんの声がきこえる 平和な明日ヘ
1989/30 カラー 小〜一般 新生映画
昭和20年3月10日の東京大空襲、その生々しい戦場を記録した絵。家族をなくし、焼けあとでみつけた遺品。八王子では爆撃された子のランドセルを背負いつづけるお地蔵さん。戦禍の生き証人達が平和への願いを込めて語りかける。

D0718 沖縄戦 未来への証言
55 カラー 中〜一般 子どもたちにフィルムを通して沖縄戦を伝える会 1986 戦後40年たった今、沖縄戦がなんであったのか、問いつづけて遺骨を収集する人々の姿。米軍の沖縄戦の実写フィルム。大きな基地の点在する沖縄。未来に目を見すえて、戦争の実体をじっくりと暴いてゆく。中でも日本軍の犠牲になった住民の悲劇に胸をつかれる。

D1045 教えられなかった戦争・沖縄編 −阿波根昌鴻・伊江島のたたかい−
1998/112 カラー 一般 映像文化協会
沖縄本島の北の沖合の島・伊江島反戦地主阿波根昌鴻。沖縄の抵抗の歴史と彼の思想形成‚太平洋戦争沖縄戦と米軍による占領と伊江島の人々の闘争ƒ沖縄の米軍基地の現状などを彼の証言を中心に描く記録映画。

D0889 教えられなかった戦争 侵略・マレー半島
1993/105 カラー 一般 映像文化協会
太平洋戦争で日本軍は何をやったのか。マレー半島を進撃しシンガポールを攻略しながら、アジアを解放すると唱えつつ実際はアジアを侵略した。至るところで大虐殺を行い、残虐行為を繰り返し、今、歴史認識の隔たりを埋める事実を知る。

D0960 教えられなかった戦争 フィリピン編 侵略・「開発」・抵抗
1995/110 カラー 一般 映像文化協会
太平洋戦争中は軍事侵略、戦後は日本製品による賠償で、日本資本にさらされてきたフィリピン。人々の証言から浮かび上がる悲惨な虐殺。広域にわたる森林伐採や単一作物の栽培が引き起す環境破壊。巨大港建設など日本のODA(政府開発援助)に家を追われる人々。民衆の抵抗運動をおりこみ「第二の侵略」について問いかける。


【か】

B0970 核戦争3分前! 横田基地は…いま
1984/22 カラー 一般 プロダクション・同人社
新宿から僅か30km、首都・東京に存在する横田基地は米軍の極東における核戦争の司令基地として、その機能を強化している。1年間、基地と核をみつめて、核攻撃の新鋭機、核コンテナの搬入作業、弾薬庫等を記録する。

C1271 核・トマホーク 悪魔のミサイル
1984/23 カラー 一般 翼プロ
巡航ミサイル「トマホーク」の恐るべき実態を実写、アニメーション・模型など駆使してわかりやすく説明する。太平洋第7艦隊への「トマホーク」の配備がもたらすであろうアジア太平洋での核戦争の危機を訴える。

D0824 学校 勤評のころ(子どもたちの昭和史 〔第5部〕)
1987/43 カラー 一般 日本電波ニュース社 企画:東京都教職員組合
笛吹童子の歌がラジオから流れていた昭和28年ごろから、教育の国家管理が強まり・昭和30年にはついに勤務評定が実施された。これに反対する各地の先生たちの運動のありさま、そのころ生徒だった人たちの感じたことなどを、子どもたちの遊びと暮らしの様子と共に綴る。

D0596 がれきのにほんれっとう 主要都市編
1982/64 カラー 中〜一般 「がれきのにほんれっとう」製作委員会
第二次大戦末期日本列島を焦土と化した空襲戦災の記録を、米国ワシントン公文書館に保存されていたカラーフィルムから選択し製作編集したもの。各地の主要都市に加えられた空爆のすさまじさと、生き証人たちの語るなまなましい証言が、戦争という巨大な悪を告発する。

D0699 がれきのにほんれっとう ヒロシマナガサキ
1983/62 カラー 中〜一般 「がれきのにほんれっとう」製作委員会
米国公文書館保存のカラーフィルムを編集。広島・長崎の被爆の様子をむき出しに見せつけ、冷酷なカメラ・アイに目をそむけたくなる場面も多い。背後に子どもの作文を流す。


【き】

T0680 基地周辺
1972/14 モノクロ 一般 東京都映画協会
立川の自衛隊強行移駐、横田基地機能強化等、新たな東京の基地問題を現地から報告。

T0758 基地と市民
1974/14 カラー 一般 東京都映画協会
横田基地周辺を取材。市民の願う平和と国家の考える平和について考える。

D0663 教室から消えた恩師たち(子どもたちの昭和史 第3部)
1984/40 カラー 一般 東京都教職員組合日本電波ニュース社
1933年、長野2・4事件で、本当の教育を実践したがために幾人もの教師が教壇を追われた。県教育界は教員赤化事件の汚名をそそごうと、全国一を記録する満蒙開拓青少年義勇軍を送り出した。教師や教え子たちの回想と証言で綴る。

C0210 近代中国史(1)
3巻 モノクロ 中、高、一般 E.B映画
第1部:国家統一への追求。19世紀後半における帝国主義の性質を解明し、20世紀に統一中国を生みだした三要素である物質的な力、伝統、イデオロギーを解説する。

B0285 近代中国史(2)
3巻 モノクロ 中、高、一般 E.B映画
第2部:内戦と日本の侵略。1920年代末、中国に数年来はじめて、蒋介石が安定政権を樹立した。次第に国家主義の影響力が大きくなってきたので、日本は、満州、中国への軍事侵略を開始する。

C0211 近代中国史(3)
3巻 モノクロ 中、高、一般 E.B映画
第3部:共産党勢力の増大。中国の内乱は共産党の勝利に終り、1949年末までには中国本土の支配を完全に握った。中国共産主義の知的発達過程と歴史的背景を解説する。


【け】

C0570 激動の記録 第1巻 映像でみる戦後
25 モノクロ 中、高、一般 東映ビデオ
広島の原爆、ミズリー号上の降服調印式、新円への切りかえ、2・1スト中止命令、銀座の闇市三鷹事件等、昭和20〜22年を収録。


【こ】

D1046 劫火 −ヒロシマからの旅−
1988/58 カラー 一般 マルキ・フィルム・プロジェクツ
「原爆の図」の制作で有名な丸木位里丸木俊夫妻。夫妻へのインタヴューと非人間的行為を告発する画業を紹介し、夫妻の芸術と生き方を描く。原題:HELLFIRE 解説部分は日本語ナレーション、インタヴュー部分は日本語字幕入り。

A0248 国民の記録
1975/10 カラー 一般 (ソ連邦
1975年、ファシズムに対する闘いの30周年を記念する式典(於:モスクワ)の模様を中心に、当時の参戦者たちの姿、対独戦の記録、無名戦士の墓などを紹介。

D1052 葫蘆島大遣返 −日本人難民105万引揚げの記録−
1998/96 カラー 一般 葫蘆島を記録する会
戦前、旧満州(現中国東北部)に渡った多くの邦人は日本の敗戦(1945)により難民と化した。1946年から約2年間で100万人以上になる遼寧省葫蘆島からの満州引き揚げについて、映像、現地調査、関係者の証言などをもとに記録。